Patch 3.3 プレビュー #5

※全てPTRを基にした内容です。


■LFR(Looking For Raid)システム

Raidのサーチツールは、従来のLFGツールから独立するものとなる。
この新しい「LFRツール」には、Raid Infoのウィンドウや
「/LFR」のコマンドからアクセスできる。

残念ながらPTR上でのLFRツールは満足に機能していないらしく、
その働きの細かい部分まではわからない。
ただ、以前までのLFGツールに近いことと、
LFRにはCross-Serverがないことは判明している。


■Weekly Raid Quest

5manのDaily Questは廃止される。
5manの「Random Dungeon」が同等の報酬をもたらすようになるからだ。

代わりにWeekly Raid Questが新設される。
OS、Naxx、EoE、Ulduar、ToC、そしてICCのRaidのボスの中から
特定の1体を倒すことが要求される。

対象のRaidボスは10man、25man、Normal、Heroic、
どのバージョンで倒しても構わない。

成功報酬はTriumphバッジ5枚と新バッジ5枚だ。

このWeekly QuestはRaid Instanceと同じく火曜日にリセットされる。
もちろん、1週間に一度しか受けることができない。

Patch 3.3 プレビュー #4

※全てPTRを基にした内容です。


■新LFGツール - 「Random Dungeon」

UIの中でも大幅に変更されるのがLFGツールだ。
従来どおりに指定のDungeonを選んでいく「Specific Dungeons」。
新しくできた「Random Dungeon」。
プレイヤーは、このどちらかにQueueを入れることになる。

「Random Dungeon」はDungeonを指定できない代わりに、
1日に一度だけの特別報酬がある。
レベル80ではバッジとお金が、低レベル帯では装備品とお金と経験値が
それぞれクリア後に与えられる。

もちろん、従来どおりにあらかじめ何人かで組んでおき、
追加メンバーを募集するかたちでこのLFGツールを利用することもできる。
5人揃えてから「Random Dungeon」を選び、報酬のバッジを得ることも可能だ。
ただし「Random Dungeon」では、単独で参加してきたメンバーが少ないほど
お金の報酬が少なくなるとのことだ。

「Random Dungeon」はプレイヤーのHeroic Lockoutタイマーを無視する。
例えば、Heroic NexusのLockoutタイマーがまだリセットされていないとしても、
「Random Dungeon」を通じてならば再びHeroic Nexusをプレイできる可能性がある。


■新LFGツール - Cross-Sever Dungeon

3.3における目玉要素の一つ。
BGのQueueシステムのように、この新LFGツールを利用した場合、
他サーバーのプレイヤーと5man Dungeonに潜ることができる。

これに伴い、様々な要素がLFGシステムによるDungeonに追加される。

・全員のReadyチェックが終わると、プレイヤーは自動的にそのDungeonまでテレポートされる。
・出たときはBG同様、テレポートした時の地点へ戻される。
・異なるサーバーのプレイヤーとは、Conjuredアイテムと、そのDungeonでのLootアイテムしかトレードできない。
・プレイヤーをGroupからKickする投票システムが実装される。
・LFGシステムを利用して、勝手に途中でDungeonを抜けると、再利用を制限する「Deserter」Debuffが15分間付くらしい。
・Ignoreリストに入れているプレイヤーとは、このシステムを通じて一緒のGroupになることはない。
・Ignoreリストには最大50人まで入れられるようになる。
・他サーバーのプレイヤーもIgnoreリストに入れることが可能となる。
Stone Keeper's ShardはWintergraspを占領しているサーバーのプレイヤーにのみ与えられる。

さらに持ち逃げ等の防止のため、Need Rollに制限が加わるらしい。
利用できないものや、そのClassのスペックに合わない装備
(例えばMelee DPSにとってのSpell Power装備や、Plate ClassにとってのCloth装備など)
に対してはNeedすることができなくなるそうだ。

Patch 3.3 プレビュー #3

※全てPTRを基にした内容です。


■Frozen Halls

Icecrown CitadelにはRaid Instanceの他に、5man Instanceも設置されている。
それがFrozen Hallsだ。

他のWotLK 5manと比べて難度が高いだけでなく、規模も最大級だ。
Instanceが3つに分かれており、ボスエンカウンターは計8体存在する。

初めは1番目のInstanceである「The Forge of Souls」にしか入れない。
2番目の「Pit of Saron」、ラストの「Halls of Reflection」へ入るには
Frozen Hallsのクエストをクリアしていく必要がある。

また、この5manのHeroicモードから得られるクエストアイテムは、
「Quel'Delar Quest Chain」と呼ばれる一連のクエストラインを発生させる。
このChainクエストを最後まで達成すると、7種の武器の中から1つを得られる。
強さはアイテムレベル251のEpicだ。
大多数の人にとって魅力的な報酬だろう。


■Disenchant Roll

現在、Loot Rollには「Need」、「Greed」、「Pass」の3種類がある。
そこに、新しいオプションの「Disenchant」が追加される。

Disenchant Rollは、対象アイテムをDisenchant可能な者が
Groupにいる場合のみ選択可能となる。

このDisenchant Rollで勝った者には、
アイテムが自動的にDisenchantされた状態で送られる。

Rollの優先度としては「Need」、「Greed」に次ぐ3番目の位置とのことだ。
よって誰かがNeedまたはGreed Rollをした場合には、
Disenchant Rollによってアイテムを入手することはできない。

※Greedと同じ優先度の模様。

このシステムはDisenchantアイテムの分配をスムーズにするための措置だ。
後述するCross-Server Dungeonでは、アイテムの受け渡しに制限があるからだ。

Patch 3.3 プレビュー #2

※全てPTRを基にした内容です。


■Icecrown Citadel - 「Chill of the Throne」


このInstance内では、Raid全員に「Chill of the Throne」というDebuffが付く。
内容は、Sunwellの時のようにDogde Chanceを-20%するもの。
これはDiminishing Returns等の計算が全て成された、
最終のDogde Chanceの値から20%減らされる。

TankたちのAvoidance(総合回避率)が高くなりすぎると、
難易度のバランスを取るためにボスのダメージ量を増やさねばならなくなる。
結果としてボスの一撃が重くなり、事故死や即死などが発生しやすくなる。
それを改善するための措置だ。

Tankの攻撃を受ける頻度が高くなる分、
一撃あたりの被ダメージ量は幾分やわらげるとのことだ。
TankだけでなくHealer陣も気に留めておくといいだろう。


■Icecrown Citadel - Heroicモード


これまでのように、ICCには25manと10manの2種類の規模がある。

ただ、NormalとHeroicの難易度切り替えについては、Ulduarの時のように戻すそうだ。
Heroic専用のInstanceを設けず、ボスごとにNormalかHeroicかを私たちが選ぶ。

Heroicモードへの切り替え方は現在と同じ。
Raid Leaderがポートレイトを右クリックし、「Raid Difficulty」から行う。
この切り替えは、非戦闘時ならばIcecrown内のどこでも可能とのことだ。

Heroicモードが適用されるのはボスだけで、Trash(雑魚)に対しては一切反映されない。
当然Heroicモードのボスは、能力とLootアイテムが強力なものとなる。

ToCと同様に、一度Normalを全てクリアしてからでないとHeroicに挑戦することはできない。
よってNormalのボスが全て解禁されるまで、Heroicモードはお預けとなる。

Patch 3.3 プレビュー #1

※全てPTRを基にした内容です。


3.3はWotLK最後の大型Patchだと見なされている。
最後にふさわしく、WotLKのシンボル的存在であるLich Kingとの戦闘も待っている。

多くの内容の中から、Raidを行う上で注目した点を掲載していく。


■Icecrown Citadel

3.3のメインコンテンツとなる、新しいRaid Instance。
Icecrownに位置する。

4階層のフロアに12体のボスエンカウンターという内容だ。
WotLK Raidのラストを飾るべく、広大なエリアになるとのことだ。

新しいFactionのAshen Verdictは、このIcecrown Citadelと関わる。
WotLKでは初の、Raidに直結するReputationとなる。

Ashen VerdictのRep報酬は、かつてのKarazhanにおけるViolet Eyeのそれと似ている。
もらえるRingはRepのランクが上がるごとにアップグレードされるし、
Professionレシピも一定のRepを得ることによって買えるようになる。


■Icecrown Citadel - 段階的なアクセス


ToCの時と同じように、最初から全てのボスと戦えるわけではない。
4階層のフロアは段階的に解禁される模様だ。

3.3到来時には、最初のフロアとそこに所属する4体のボスのみ登場する。
そして数週間の間隔を経て、1フロアずつ解禁されていく。

また、難度の高いボスたちに対しては、挑戦できる回数に制限がある。
そのボスとはProfessor Putricide、Blood-Queen Lana'thel、Sindragosa、Lich Kingの4体。
Heroic ToCと同様に、この挑戦回数は4ボスの間でシェアされる。
よって挑戦回数を全て消費すると、次週にRaidがリセットされるまで
この4ボスは姿を消してしまう。

最初に与えられる挑戦回数はわずかに5回。
ただし、この回数も時が経つにつれて段階的に増やされていく。

ToCと異なるのは、この挑戦回数システムが
HeroicだけでなくNormalモードにも適用されることだ。
さらに、クリア時の残り回数の値によって
特別な報酬(Tribute Chest)やAchivementが与えられることもない。

この段階的な進行が末期になると、NPCがRaidをサポートしてくれるようになるそうだ。
Raidに対し、能力を高めてくれるBuffを与えてくれるとのことだ。


「World of Warcraft」プレイ日記

Healer視点から学んだことを
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