※全てPTRを基にした内容です。
■Nerfとは言い切れないDivine Sacrificeの変更
Holy Palにとっての3.3は、3.2の時のように
プレイスタイルや装備のトレンドを変えさせるようなパッチではない。
3.2から一躍スタンダードとなった、
Divine SacrificeおよびDivine Guardianの変更に焦点が絞られる。
3.3前後における効果をそれぞれまとめると、以下のようになる。
3.2におけるDivine Sacrifice + Divine Guardian
・30yard以内の全PartyおよびRaidメンバーの被ダメージを、40%の量だけ自身に転送させる。
・ダメージ転送の効果時間は10秒。
・ただし、転送量が合計で「自分の最大HPの150%」に達すると転送効果は切れる。
・Sacred Shieldの効果時間を30秒、効力を20%、それぞれ増加させる。
3.3におけるDivine Sacrifice + Divine Guardian
・30yard以内の全PartyおよびRaidメンバーの被ダメージ量を、20%減少させる。
・ダメージ減少の効果時間は6秒。
・30yard以内のPartyメンバー5人の被ダメージを、30%の量だけ自身に転送させる。
・ダメージ転送の効果時間は10秒。
・ただし、転送量が合計で「自分の最大HPの200%」に達すると転送効果は切れる。
・Sacred Shieldの効果時間を30秒、効力を20%、それぞれ増加させる。
合計で4~5万程度のダメージしか抑えられない、
Divine Sacrificeのダメージ転送力自体はもともと頼りない。
Divine Sacrificeは、Divine Shieldと併用した際のバグでもって、
10秒間フルにRaidダメージを40%減少できたから価値があった。
3.3では、もうその現象は起こらない。
肝心の、Raidダメージ減少の部分のみに注目すると、
「10秒間Raidダメージ -40%」から「6秒間Raidダメージ -20%」となる。
確かにこれだけを見ると大幅なNerfだ。
ただし、このSpellは今までより低いリスクで使用できるようになる。
ダメージ転送部分の対象人数が25人から5人に減ることで、
一度に自身が受ける転送ダメージの量も激減するからだ。
さらに、自身のHPが20%になると
ダメージ転送部分の効果だけ切れるという便利機能付きだ。
状況やParty内のTankの数にもよるが、Divine Shiled等を併用せずとも
転送ダメージによって自分が事故死するケースは稀となるだろう。
これまでDivine Shieldが前提で「5分に1回(DSのCooldown)」だった頻度が、
気兼ねせずに使えて「2分に1回」とまでなるのならば、
今回の変更は必ずしも単純なNerfとは言い切れないはずだ。
なお、Divine SacrificeのBuffを自らキャンセルした場合でも、
Divine GuardianによるRaidダメージ減少効果が6秒残るかどうかは不明だ。
もし残るのならば、簡単なキャンセルマクロを用いることで、
より一層安全、確実にRaid向けシールドを提供できることになる。
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