Icecrown Citadel #4 - Deathbringer Saurfang

12/29 追記:
なんとボスの特殊攻撃は、フルに吸収どころか
「部分的に」吸収されただけでも「Blood Power」を増加できない模様


2010/3/4 追記:
パッチ3.2から仕様が変わり
1. 「Mark of the Fallen Champion」のダメージは「Blood Power」を与えなくなる
2. ダメージ吸収系の効果は「Blood Power」上昇を妨げることができなくなる

となった。


■概要

・Ranged DPSとHealerは常に12yard以上離れる
・AddsはRanged DPSがKiteしながら処理
・Tankは「Rune of Blood」のDebuffが付いたら交代
・Healerは初めManaを温存し、「Mark of the Fallen Champion」へ連続Heal


Icecrown Citadelにおける最初のエリアのラストボスだ。
元はHordeの伝説的な戦士の息子だったが、
Lich Kingの持つFrostmourneによって殺された後、
Lich Kingの配下に堕ちてしまったとのことだ。

彼は今、強大なDeath Knightだ。
戦闘では高いDPSとAddコントロール能力、
そして多量のHealingが求められる。

攻略の近道は、彼の特殊パワーである「Blood Power」に注目することだ。
いかにこれを溜めさせないかが鍵となる。


■セットアップ

Tankは2人だけ必要。
Healerは5~6人。
後は全てDPSに回す。

DPSレースとなるので、DPSは多いに越したことはない。
ただし、求められるHeal量も少なくない。
DPSとHealerの数のバランスをうまく取りたい。

Healerには、Discipline Priestの起用が非常に有効とのことだ。
ボスの特殊能力は全て、ダメージが吸収された場合、
ボスのパワー値を増やさないからだ。
そのダメージ吸収のエキスパートであり、
なおかつ高いMana持久力を誇るDisc Priは、打って付けの存在と言えそうだ。

Raid Healerは1人で十分。
Tank Healに2人ほどHealerを割り当て、
残りのHealerは全て「Mark of the Fallen Champion(後述)」に対するHealを任せる。

Tankはボスの開始地点でそのままTank。
Melee DPSはボスの背後から殴り、ボスへの攻撃だけに集中する。

Ranged DPSとHealerは、後方で半円状に散開する。
その際、お互いに12yard以上離れること。
ボスのAoE攻撃を複数ヒットさせないためだ。

Addsを効率的にKiteするため、Earthbind TotemFrost Trapなどの
AoE Snareの類はあらかじめ設置しておくこと。

最後に、面倒でもMageにAmplify Magicを全員へかけさせるとベターだ。
この戦闘でRaidが受けるダメージはPhysical属性だけだからだ。


■Saurfangの能力

Blood Power
自己Buff。
Buffは対象のサイズを1%大きくする。
Buffは100回(+100%)までスタック可能。
Buffはアイコンとして表示されないが、
ボスのパワーゲージからBuffのスタック数を確認することができる。
なお、スタックごとにダメージ量も1%増加との情報もあるが、
それはHeroic版における「Blood Power」だ。

Blood Link
最初から付いている自己Buff。
Buffは、対象による攻撃がダメージを与えるごとに、
ボスの「Blood Power」を1増やす。
ただし、ボスの通常攻撃だけは除く。

Mark of the Fallen Champion
ボスの「Blood Power」が100になると直ちに使用される。
自身の「Blood Power」を全て消費して、ランダムの対象へ同名のDebuffを付ける。
Debuffは、ボスが通常攻撃を行う度に
対象へ6175~6825のPhysicalダメージを与える。
また、対象が死ぬとボスの最大HPの5%分だけボスを回復させる。
なお、このDebuffは戦闘中に除去する方法がなく、対象が死んでも残り続ける。
ボスが倒された、またはWipe後にボスがリセットされた場合にのみ除去される。

Boiling Blood
ランダムの3体の対象へ同名のDebuffを付ける。
Debuffは15秒に渡り、3秒ごとに5000のPhysicalダメージを対象へ与える。

Blood Nova
ランダムの対象と、対象の12yard以内にいた全ての者へ
9500~10500のPhysicalダメージを与える。
この攻撃は回避できず、Armorによって軽減することもできない。
なお、対象にはボスから離れている者が優先して選ばれる模様だ。
固まっているMelee陣に当たっている様子はない。

Rune of Blood
現在の対象へ同名のDebuffを付ける。
Debuffは20秒に渡り、ボスの通常攻撃が対象へ当たるごとに、
対象のHPを5100~6900だけボスへ転送させる。
また、HPを転送する際に転送量を10倍にしてボスのHPを回復する。
なお、ツールチップには「転送量5倍」と記載されているが、
最近のHotfixによって10倍に引き上げられている。

Call Blood Beast
Addの「Blood Beast」を5体召喚する。
ツールチップには「a pair of blood beasts」と記載されているが、
25manでは2体でなく5体現れる。

Scent of Blood
Heroic版でのみ使用。
Addの「Blood Beast」に同名のBuffを付ける。
Buffは、対象のダメージ量を300%増加させる。
また、対象のサイズを50%大きくさせる。
さらに、対象の近くにいる全ての敵へ同名のDebuffを付ける。
Debuffは、対象の移動速度を80%減少させる。
(Addのダメージ4倍、Raidメンバーの移動速度1/5)

Frenzy
自己Buff。
ボスは自身のHPが30%になると、これを自動的に得る。
Buffは、対象の攻撃速度を30%速める。

なお、Saurfangの各回復能力には、
Mortal Strikeを初めとしたHealing Reduce系の効果が適用されない。


■Blood Beastの能力

Blood Link
最初から付いている自己Buff。
Buffは、対象による攻撃がダメージを与えるごとに、
ボスの「Blood Power」を1増やす。

Resistant Skin
最初から付いている自己Buff。
Buffは、対象の被AoEダメージ量を95%減少させる。
また、対象の被Diseaseダメージ量を70%減少させる。


■ストラテジー

ボスの「Blood Power」を溜めさせないことが最優先事項となる。
ボスの通常攻撃以外ならば、全ての被ダメージが
ボスの「Blood Power」を溜める要因になることを銘じておく。

Tankが注意すべき点は1つ。
現在のTankに「Rune of Blood」のDebuffが付いたら、
即座にもう1人のTankがボスをTauntすることだ。
Debuff付きのままTankし続けると、ボスのHPが大幅に回復されるからだ。

TankとMelee DPS双方が注意すべき点は1つ。
「Call Blood Beast(Add召喚)」のCast前には、AoE攻撃を一切やめることだ。
召喚されたAddsがAggroし、
直ちに攻撃を受けて不要な「Blood Power」をボスに与えるからだ。
Castの間隔は約40秒だ。
10秒前からは単体攻撃の能力のみ使用すること。

Ranged DPSとHealer双方が注意すべき点は1つ。
常に互いの距離を12yard以上に保つことだ。
AoE攻撃の「Blood Nova」を連鎖させないためだ。
「Blood Nova」が当たった人数分だけ、ボスの「Blood Power」が増えてしまう。

Melee DPSは原則的に、ボスへの攻撃のみに集中する。
Ranged DPSは、Addがいない間はボスへ攻撃し続ける。

ボスはHPが30%以下になると「Frenzy」のBuffを持つ。
この状態になると、加速度的にRaidの被ダメージ量が増えていく。
よって、DPS陣は攻撃系のCooldownを取っておき、
「Frenzy」後に解放して一気に倒しきるといいだろう。
Heroism/Bloodlustのタイミングも「Frenzy」直後でいい。


■ストラテジー(Add処理)

ボスがAddsを召喚したら、Ranged DPSが総出でAddsを処理する。
素早く処理することも大事だが、
何よりもAddのMelee攻撃を誰も食らわないようにすること。
Addがダメージを与える度に、ボスの「Blood Power」が増加されるからだ。

Addには一切のCrowd Controlが効かない。
ただし、Slow、Stun、Snare、Daze、Knock Back、Rootの類は全て効く。
よって、Ranged DPS陣は足止めや鈍足効果を駆使して、
AddをKiteしながら攻撃を加えていく。

AddのAggroを取った者はAddから距離を置くこと。
とにかく、Addからダメージを受けてはならない。

「固めてからAoEで殲滅」という手段を禁ずるため、
AddにはAoEダメージに対する抵抗力が与えられている。
よって、Addへの攻撃には単体用の能力を使用すること。

なお、Kite中も、Kite本人と周囲の者は互いの距離に気をつけること。
Addがいる間も、当然ボスは「Blood Nova」をCastしてくる可能性があるからだ。


■ストラテジー(Mark of the Fallen Champion)

ボスは「Blood Power」が100になると、
「Mark of the Fallen Champion」(以下「Mark」)をランダムの対象に付ける。

この「Mark」が使用される回数をなるべく減らしたい。
その理由は3つだ。

・「Mark」対象者へ大量のHealingが必要となる
・もし「Mark」対象者が死んでしまうと、ボスが回復する
・「Mark」のダメージ自体がボスの「Blood Power」を増やす


「Mark」の使用回数、すなわち「Blood Power 100」の到達回数の多少によって、
戦闘の難易度は大幅に変わってくる。
「Blood Power」増加の抑止を最優先する、と述べてきた理由でもある。

「Mark」を受けた者は、ダメージ軽減系の能力を駆使して、
少しでもHealerの負担を減らすべきだろう。
どうやら「Mark」はAoE攻撃の一つと見なされいるようで、
RogueのFeintなど、AoEダメージを軽減させる能力も有効とのことだ。

Divine ShieldIce BlockHand of Protectionなどの
無効系の能力でも「Mark」Debuffを消すことはできない。
ただし、これらがアクティブの間だけ、「Mark」からのダメージ、
および「Blood Power」の増加を一時的になくすことはできる。

全員が覚えておくべき事項は、この「Mark」は死後も対象に付いていることだ。
すなわち、「Mark」が付いたまま死んだ後、蘇生系の能力で生き返った場合、
「Mark」のダメージによって再びすぐ死ぬ可能性が高いのだ。
もちろん「Mark」が付いているので、死ぬ度にボスのHPが5%回復されてしまう。

よって「Mark」で死んだ者は、よほど蘇生後の生存に自信がない限り、
RebirthSoulstoneReincarnationによって起きてこない方がいい。
蘇生能力をかける側も、「Mark」対象者にはかけないことだ。

「Mark」のダメージ自体が「Blood Power」を増加させるので、
「Mark」対象者が増えるたびに、加速度的に「Mark」のCast頻度は高まっていく。
よって、序盤に「Mark」が付いた何人かを、あえて見殺しにする戦法もある。

見殺しにすることで、確かにボスのHPは5%分回復されてしまう。
ただし、それによってHealerの負担を軽減できるし、
何より「Blood Power」の増加量を大幅に抑えることができる。

ただ、見殺しの戦法を取るにしても、
ボスの「Frenzy」後に「Mark」対象者を死なせることは推奨しない。
「Frenzy」状態のボスは、回復を許さないまま倒しきってしまう方がいいだろう。


■ストラテジー(Healer)

Healer陣は、とにかく序盤ではManaを温存しておくことだ。
時間が経過するほど多量のHealingが必要となるからだ。

AoE攻撃によってRaidが死ぬことは稀なので、
Tankと「Mark」へのHealingに集中する。
よって、単体HealとMana持久力に優れたSpecがベターだろう。

ボスの特殊能力とAddの攻撃は、ダメージが吸収されると
「Blood Power」を増やさない。
これは覚えておくといいだろう。

もともと、ボスの通常攻撃自体は「Blood Power」を増やさない。
よって、Tankにダメージ吸収のシールドを張っても
「Blood Power」増加の抑止にはならないことに注意する。
Tankよりも「Boiling Blood」や「Mark」の対象者へ優先的にシールドを張ると、
効果的に「Blood Power」の増加を抑えることができるはずだ。


■登録推奨Buff

・味方へのDebuff
Mark of the Fallen Champion
Boiling Blood
Rune of Blood


■動画

http://eyevio.jp/embed.do?movieId=327363&width=1280&height=800


■Loot一覧

http://www.mmo-champion.com/index.php?page=900

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