原則的に、Holy Palの装備品は以下の3種類の中から選ぶことになる。
・「Stamina/Intellect/Spell Power/Haste/Crit」が付いているもの
・「Stamina/Intellect/Spell Power/Haste/MP5」が付いているもの
・「Stamina/Intellect/Spell Power/Crit/MP5」が付いているもの
(SpiritやHitは無駄なStatとなる)
それぞれのStatが、どのようにHoly Palへ影響を与えるのかおさらいする。
■Stamina (以下Sta)
自身のHPを増加させる。
Healingには一切の影響を与えないが、Healerは死んだ瞬間から
Healing Doneが0になることを忘れてはならない。
どうしても戦闘中に死んでしまうのならば、
Staの多いPvP Gearを織り交ぜるのも一つの手だ。
現在のICCにおいては、HPを増加させるBuff(現時点では+20%)が付くので、
Sta不足を感じることはないはずだ。
■Intellect (以下Int)
WotLKからのHoly Palにとって、最も価値が高くなったStatだ。
Holy Palの課題はMana Poolの確保であり、
そのManaの最大の回復源となるSkillがDivine Pleaだ。
そしてDivine Pleaは、自身の最大Mana量の増加に比例して効力が高まる。
だから、最大Mana量を増やすIntは重要なStatということになる。
Intが与えてくれるものはDivine Pleaの強化だけではない。
例えばIntを10稼ぐとすると、以下のボーナスが得られるようになる。
・Divine IntellectとBoKの効果で、10 Int自体が12.1 Intになる
・最大Mana値 +181.5 (12.1×15)
・Crit率 +0.072% (12.1/166.667、これは3.3 Crit Ratingに相当)
・Holy Guidanceの効果により、Spell Power +2.42 (12.1×0.2)
さらに、Raidから得られるReplenishment(Mana回復)も、
最大Mana量の増加に比例して効力が強くなるBuffだ。
このように、様々な相乗効果をもたらしてくれるのも、
Holy PalにとってIntが魅力的である理由だ。
■Spell Power (以下SP)
Healing SpellのHeal量や、SSの吸収量を高めてくれる。
Healer用の装備には必ず付いてくるStatだ。
Holy Palの場合、SPは装備に付いてくる値だけで十分だ。
現在のHL連発というスタイルのHeal Workにおいては、
SPを追加しても追加分がそのままOverhealingになりやすいので、
効率が悪いからだ。
■Haste Rating (以下Haste)
SpellのCast時間を短縮させる。
Mana PoolではなくHeal力の方を高めたいのならば、このHasteを積む。
Holy Palの主力であるHLを数多く連射することが、
HPS(1秒あたりのHeal量)の向上につながるからだ。
1%のHasteを得るのに32.79のHaste Ratingが必要となる。
■Critical Strike Rating (以下Crit)
HealがCritする確率を高める。
勘違いされがちだが、Holy PalにとってのCritとは、
Heal力ではなくMana Poolを増強させるStatだ。
TalentのIlluminationが、HealのCrit時にManaを与えてくれるからだ。
Palの大きなHealing量が、Critによって
さらに1.5倍となるのは確かに魅力的だ。
しかし前述のとおり、追加のHealing量は、
Raid内においてはOverhealingとして余剰分になりやすい。
せいぜいHL Glyphによる散弾Healの強化が有効的なだけだ。
だから、Critを高めても大したHeal力の増強は見込めない。
また、現在のIlluminationによるMana還元量もそれほど多くはない。
他と比べて、やや見劣りするStatというのがCritの現状だ。
1%のCritを得るのに45.91のCrit Ratingが必要となる。
■Mana Per 5sec (以下MP5)
自身のManaの自動回復量を高める。
5秒ごとに、稼いだ値だけのManaが回復する。
言うまでもなくMana Poolを増強させるStatだ。
その効力はIntに次いで強い。
ただ、IntやCritのように、Manaの回復以外に付随する効果が一切ない。
やや物足りなさが残るStatだ。
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