3.3 Holy Paladin ガイド #17 - 実践編 (基本のHeal Work 1/2)

Holy PalがRaidエンカウンター内で行う作業内容を具体的に掲載する。


■戦闘前の準備

まずは、戦闘状態となる前にやっておくべきことを、箇条書きで列挙する。

・自分が担当するBlessを、Raid全員へ漏れのないように配る。
・必要ならば、DrumsやRunescrollでRaid向けのBuffを補う。
・そのエンカウンターに最適と思われるAuraをアクティブにする。
SoWをアクティブにする。
・Flask、またはElixirの効果を得る。
・Food Buffの効果を得る。
・最後に、水を飲んでManaをフルまで回復させる。



■BeaconとSSについて

いよいよ敵へ攻撃を開始するというその直前に、
BeaconSSをそれぞれRaidの1人にCastする。

複数のHoly PalがRaidにいる場合は、
できれば誰が誰にBeaconやSSを入れるのか確認する方がいい。
特にSSは、同一対象に複数のPalによる重ねがけができないので注意する。

特にHealする対象を指定されていなければ、
Beaconは一番ダメージを受けそうなTankにかければいい。
Healの対象を指定されていれば、原則的にその対象へBeaconをかける。

SSも、一番ダメージを受けそうなTankにかける。

ただ、同程度のダメージを受けそうなTankが複数いる場合は、
Beaconをかけた対象以外のTankへSSをかけてもいい。
SSはFoLのCrit率を50%上昇させるからだ。
そうすることで、高確率でCritするFoLのHealを、
2人のTankへ同時にかけることができる。


■戦闘開始直後に行うこと

戦闘状態となった直後にもやるべきことがいくつかある。
それらを以下に挙げる。

・Healingに最適なポジションへ移動する。
・移動の最中にJudgmentで攻撃し、JotPのBuffを得る。
・ポジションについたら、まずはHLを1発撃ってLight's GraceのBuffを得る。


最初に位置するポジションを適当に定めてはいけない。
ポジションの指定が特にされていない場合は、その後の展開を視野に入れた上で決める。
Holy Palは移動に弱いので、なるべくトータルの移動距離を短くしたい。
だから、次に移動する場所から近いところを最初から陣取ってしまうのだ。

例えば、ICCのQueen戦ではやや中央よりに最初のポジションを定めておく。
そうすることで、いざ「Pact of the Darkfallen」によるリンクを付けられても、
集合場所である部屋の中央から短い距離で往復できる。

また、Rotface戦ではボス本体の足元のちょうど中心部分まで走り込んでしまう。
ここに位置することで、どの方向にボスが「Slime Spray」を吐こうとも、
たった半歩移動するだけでこれを回避できる。

なお、最初のポジションまで長い距離を走る場合、
走りながら途中でHoly ShockによるInstant Healを入れるといいだろう。


■通常のHealing

基本的にHLFoLのどちらかを常に連射する。

Tankに向かう1発あたりのダメージ量を考えると、
必然的にHLの使用割合の方が多くなる。

敵の攻撃が激しくなったとき、
TankのHPが減っているとき、
Raid全体にかかるダメージが多いとき、
一時的にHealerの数が少なくなったときなど、
とにかく少しでも危険な要素がRaidに入っていたらHLを連発しておく。
多量のMana Poolを蓄えるのは、もったいぶらずにHLを連発できるようにするためだ。

とはいえ、高コストのHLを最初から最後まで常にCastしていたのでは、
さすがにManaが持たない。
そこでManaの調整用に使うHealingがFoLだ。

Tankの受けるダメージが少ない場面や、
Raid Healerが多数Tank Healに参加できる場面などでは、
Tankの落ちる危険性が極めて低い。
こんなときは、HLの代わりにFoLを連射してManaを節約する。

また、そのような場面では、Cast時間の速いFoLを連射した方が、
得てして高いEffective Healing Done(Overhealingを除いた実Healing Done)を稼げるものだ。

なお、全てのHealingは、Overhealing部分も含めたHeal量が
Beaconをかけた対象者にも与えられる。
よって、基本的にはBeaconをかけた対象以外のRaidメンバーを
延々とHealし続けることになる。
こうすることで、毎回2人同時にHealすることが可能となる。


■移動時・緊急時のHealing

移動中にHealingのCastはできないし、
緊急時にHealingをCastしていては間に合わない。
どちらの場面でもInstant CastのHealに頼ることとなる。
そして、Holy Palが常用できる唯一のInstant HealがHoly Shockだ。

ただし、このHoly Shockは6秒に1回しか使うことができない。
それに、消費ManaあたりのHealing量が低いHealing Spellでもある。
いざという場面でも使えるよう、そして無駄にManaを浪費しないよう、
不必要なHoly Shockの乱用は控える方が賢明だ。

緊急時には、その度合いに応じて3種類のInstant Healを使い分ける。
「通常のHoly Shock」(6秒ごと)と、
Divine Favor + Holy Shock」(2分ごと)と、
LoH」(11~13分ごと)だ。

TankやRaidの誰かが低いHPであるときは「通常のHoly Shock」、
HLのCast前にRaidの誰かが瀕死状態であるときは「Divine Favor + Shock」、
HLのCast前にTankが瀕死状態であるときは「LoH」などと、
それぞれの効力に相応する場面で適切なInstant Healを選びたい。

0 コメント:

コメントを投稿


「World of Warcraft」プレイ日記

Healer視点から学んだことを
不定期に掲載しています